[2018春] 詩束透流 監督作品『さとがえり』

[2018春] 詩束透流 監督作品『さとがえり』


【TITLE】
さとがえり

【DATA】
2007-2018年作品 9分

【CREDIT】
原案・絵コンテ・監督/詩束透流
撮影・編集/浦嶋嶺至

【PROFILE】
EXPO’70、大阪万博。『人類の進歩と調和』をテーマに開催されたこの博覧会は、戦後昭和最大の国内イベントであった。
当時の幼稚園ではお絵かきの時間に万博のシンボルである「太陽の塔」を園児たちが何かに憑かれたようにこぞって描き続けた。それほどにこの「大阪万博」というイベントは、当時の日本人の精神に影響を及ぼし、経済・科学・アート・音楽等、さまざまなジャンルに潜在的な道標となっている。

その中心に在るのが岡本太郎最大の作品である「太陽の塔」であった。
太陽の塔は単なる公園に佇むモニュメントではない。大仏と同じく、或いはそれ以上の近代日本人の精神の巨大なる支柱だ。

――そんな「太陽の塔」への憧憬を、ショートムービーの映像に凝縮したくて作りました。

【MESSAGE】
わが家には1970年の大阪万国博に行ったとき会場で父にせがんで買ってもらった「太陽の塔」の置物がずっと飾られています。
その置物を眺めていて、ふと「こいつもたまには古里に帰りたいんじゃないのかなぁ」とたまに思うこともあり、いつかそれを叶えてあげたいとの気持ちからこの作品は始まりました。
奇しくもこの2018年春から太陽の塔の内部公開も再開されましたが、本作の撮影は遡ること2007年、封鎖されたままだった塔内部の特別内覧会から。2度目の抽選に当たり入って見ることができました。
残念ながらその当時は内部の展示物については「撮影不可」だったのですが…

さて、果たしてわが家の「太陽の塔」クンは、願いをかなえることができたのかな…?

1件のコメント

  1. ピンバック: 2018春~上映作品ラインナップ!! – しもきたcinéma

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